本日はポカポカ陽気。杉花粉がかなり本格化してきました。 毎年ひどいけど、今年もひどい。 明日は春の嵐で、気温は東京で21℃まで上がる予報。 この季節がガラリと変化する節目に、近所の川を中心とした動物たちはどのように動きを変えるのか。注目です。 こちら昨日、水門でガサゴソとしていたオジサンが見せてくれたのはモクズガニ。 ハサミに着いた〝藻屑(もくず)〟が特徴。上海ガニと同属のカニだそう。 通常、冬まわりに海や河口域で産卵をするカニなので、この時期に川の中流域にいるのは珍しいのかもしれませんが〝生き物は例外ばかり〟との言葉もありますので、さほど珍しいことではないのでしょう。 ちなみにこちらは5月末に北茨城の川の河口で捕えられたモクズガニ。だいぶ迫力が違います。 このときは、軍手をはめたオジサンたちが、岩に直接手を突っ込んで手づかみにして捕っておりました・・。 さて。ひさしぶりに少し(15分ほど)ガサガサをしてみますと、やはりヌマチチブはおりました。 でも捕れたのは5匹ほど。ほかカワムツかオイカワの子が1匹。 ガサガサとは、岸辺のえぐれや岩下、それに植物の根本あたりに手網を構えては、そこにガサゴソと足で水中をかきまわし、網に魚たちを追いこむ漁法(というか遊び)。 この時期は水量が少ないのと、陸生植物や岸際の水生植物も少ないため、魚たちの隠れ家が少ないことも貧しい結果の理由だと思います。 こちら特定外来生物にも指定されているアマゾン川原産のオオフサモ。 これからぐんぐん繁茂して、川辺を覆っていきますが、まだまだ今はパッチ状。でも数日前よりも範囲は広がった気がします。夏場にはグッピーのねぐらとなります。 今回は同行者がおり、その方に説明をしながらのガサガサでした。 そんなとき、ボチャンと近くで水柱が上がりました。姿は見えませんでしたが、だいたいの察しはつきます。 「ああ、これはミドリガメでしょう。奴らかなりすばしこいですから。ガサガサなんかでもこいつらは滅多なことじゃ捕れま……」 ドスンッ!! 「うわっ!!」 と・捕れたーー! 立派なサイズ。あービックリした。
で、今日のお昼もちょっとパトロール。 まだ風は吹いてません。 おっ! ファットさん!
少し上流の瀬に集ってました。 今晩からの大雨&大風で、どのように動いてしまうのか・・。 あ! ブッシュハンターのテールスピンネコ(こちらのブログ参照)。 シャンシャン(こちら参照)なきあと、ネコと言えばコイツ。 狩りモードではありませんでした。 瀬ではニゴイがスパスパ。 土手ではキジバトがエサ探し。 水門ではミドリガメがプカプカと。 ハトも眠くなるような、穏やかなお昼の川でした。 〈若林〉□
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