本日は渓流の解禁日。

でも、ちょうど春の嵐にあたってしまいましたね。

濁流で釣りにならないことも残念ですが、植林の多い山に行った方はスギ花粉もひどかったのではないでしょうか。

今年は特に強烈な気がします。

さて。

私はと言えば、花粉の薬を買いに出たついでに・・川へ。

春の嵐の後の川へ。

釣りも鳥の観察も、こんな日はどうだろう?こんな日はどうなんだろう?と気になりだすと、本当に毎日行くことになってしまいます。

河川敷も水浸し。薄く一枚、河川水が流れた感じ。でももう、だいぶ引いてます。

河原の砂利は、強い南風ですでに乾いてます。

ちょっとだけ浸水の痕。

栄養分が溶け出すのか、虫なんかが湧くのか、カモたちはスープを飲んでいるみたい。

ムクドリも。

これはこのところたびたび見かけるウミネコ(でしょう)。スマートさんをついばんでいた(こちら参照)。

目つきはあいかわらずに悪い。でもなんだかデカくなった気がするな・・。

(※のちにご指摘を受けて、セグロカモメではないか?という見立てになっています。ウミネコの成鳥は脚が黄色いので判別がつくのだそう)

うーやん。

この濁った中でも狩りができるのがスゴイ。あの緑色の目玉に秘密があるのでしょうか。

カルガモとコガモ。カルガモは丸々してきたなー。もうひと月ぐらいしたら、ヒナも見ることができるのか? ここには猛禽だけじゃなくサギも野ネコも多いから親は大変だ。

マガモのカップルは土手に上がって日向ぼっこ。

ん?その下にいるのは・・・あ!

ネッシーだ!!

いや違う。絶対に違う。

オオバンだー!

この川ではじめて見ることができました。

流芯を回り込むように藪の中へ・・。

イソシギや

コチドリも見て満足。

そのまま帰ろうとしたのですが、せっかくの春の嵐の後ですからと・・。

ちょっとだけ楽園を覗いてみることにしました。

〝楽園〟とは、川と地下トンネルで繋がる小さな湿地。周囲はフェンスに囲まれており、昨年末にはゴイサギやアオサギが多数羽を休めるラグーンだったのです。

そういやシャンシャンやゴイサギの幼鳥と出会ったのも、この楽園に通ずるトンネル出口だったなー・・(こちら参照)。

もうしばらく、どちらにも会ってません。そして楽園は水がほぼ枯れて、鳥たちも去ってしまっていたのです。

でも・・もしかするとこの大雨で、状況は変わっているかもしれない。

そして向かいますと・・。

水がある! そしてカルガモがいました(コガモもいた)。

そして川へ通じるトンネルのほうに目を移すと・・・

あ!

幼鳥だ!!

変ってない。きっと同じやつだ。

ちょっと背中の骨が浮いている。食えてないのか?

でも冬は越したみたい。

 

まあ、とにかくよかった。

そしてトンネルをくぐり(くぐった気になり)、楽園から現世へと戻ると・・

ビューッとものすごい速さで矢のように飛んでいく猛禽。

ピント合わず。

でもチョウゲンボウ・・じゃないかな?

あの速さは、何かを追っていたのだろうか。

そして川に戻り、遠くを見やると・・

サギが湧いとる!

なんか小柄でふさふさしたのが増えたような気がします。

〈若林〉□

 

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