今日は晴れ。埼玉南部は30℃超えているんではないでしょうか。

室内で冷房を16℃設定にしていても、暑いぐらいです。PCがピンチです‥。

さて。

このところ水生ミミズばかりのブログではありますが、かねてから当ブログを楽しんでくださっている釣り人の方(仮にSさんとさせてください)と昨日、別件でお話をした際に‥。

S「ニゴイの産卵行動のブログ、とってもよかったです!」

私「ありがとうございます! いやぁ最近はミミズばかりで‥」

S「実は私、あの手のが生まれてこの方、めちゃくちゃニガテでして‥」

私「やはり‥(汗)。で、でも、すごいんですよ、水生ミミズって‥(5分ほど魅力をまくし立てる)」

S「‥うん、はい‥。なにせニガテなんです‥(笑)」

私「す、すみません‥」

S「あ、でも、若林さんの感性と言いますか、美しく撮られてるじゃないですか、だから、あの‥少しは見慣れてきた‥ような気がします」

というやり取りをさせていただきまして、やはりキモチワルイ人はいるのだな(←当たり前)という気付きと、意外に見慣れてしまうもんなんだな(←勘違い?)という気付きを得ることができたのです。

なので、本日も少し、いえ、いつもよりももう少し、行かせていただきます‥。

結論から申しますと、ほぼほぼミミズと死骸しかでてきません‥。

やっぱムリ!‥という方は、ここでそっと、ウインドウをお閉じください‥。

さて。こちらは日曜日の川の様子。川辺の舗装道にボラの幼魚「ハク」が打ち上げられて干からびておりました。6月6日(土)の夜、激しい雷雨によって平水より1.5m増水して濁流となったのです。

5時間ほどで水は引いたようですが、打ち上げられて戻れなかった魚がいたようです。

そして川辺にはモグラの死骸。

カラスの食事場にも死骸が一体ありました。

大雨の増水でおぼれてしまうのでしょうか‥。

小さなモクズガニの死骸も‥。

 

本日もカラスを探してみたのですが、姿は見えず。しかたないので、カラスの食事場で、カラスのように、浅瀬の石をひっくり返してみました。

こんな感じに石の裏には他の小石を寄せ集めて作ったヒゲナガカワトビケラ(黒川虫)の巣があります。

カラスは中に入っている虫をクチバシで器用にほじくり出して食べていました。

ヒルの類も出てきます。カラスはこれも食べているのでしょうか?

これも黒川虫の巣。このような巣は多数ありましたが、前回に引き続き、水生ミミズは見つかりませんでした。

少し上流へ場所を移動。水生ミミズがいるとわかっている分流とよく似た別の分流です。

石のサイズも水が洗っている感じも良い雰囲気。

少し掘るとシジミが出てきました。良い感じ。

小石の下は砂利混じりの砂地になっており、これまた良い感じでしたが、砂の層が浅く、その下の粘土層を感じました。

結果、水生ミミズは見つからず‥。やはりどこにでもいる、というわけではなさそうです。

最後にいつもの分流へ。1.5mの増水の影響はどのようなものであるかと‥。

果たして水生ミミズは変わらずにいてくれるのであろうか‥。

ここはシジミも多い。そして砂の混じり加減、底質の軟らかさがやはり他とは違う感じ。

そしてすぐに、10㎝を超えるマッチョ虹色水生ミミズが姿を見せてくれました。

底質はこんな感じ。砂が見えているのは私が掘ったためです。写真の上のような石で全体が覆われていて、石を払いのけるとその下に砂の層があります。水生ミミズやシジミはこの小石と砂との間に多く見られます。

さらにもうちょい小型のやつを発見。色は地味。

良く見るとハチマキのような環帯が見当たりません。後でネットで調べた知識によりますと、環帯は成熟すると出てくるものなのだとか。なのでこれは若いミミズ、というわけです。同じぐらいのサイズでも環帯があるミミズもいますので、それは別の種ということなのかもしれません。

横縞模様も目立ちますね。

そしてさらにもう一匹。これも色は地味で横縞が目立ちますが、環帯があります。オトナなのでしょうか。

それにしても明らかにミミズ探しが上手くなっているのを感じます。横移動がメチャ速いので、おどかさずに探していくのがひとつのコツのような気がしております。

ミミズの横に小さなトビケラの幼虫が写りました。これもヒゲナガカワトビケラなのでしょうか。巣には入っていなかった気もしますが、はっきりしたことはわかりません。長さは1㎝ほど。

そしてさらにもう一匹。今度はきれいなピンク色でしたが、虹色はあまりハッキリしていません。

先の地味なやつとは、また違ったミミズにも見えますが‥なぞです。

環帯が薄っすら出てきている感じ。これからマッチョ虹色ミミズの完全体へと変わっていくのでしょうか?

 

4匹のミミズと出会い、満足して帰ろうとしたところで、最後にもう一カ所、「流れ」「砂の上の小石」「浅瀬」という条件を満たした近場を掘ってみましたところ‥

まずシジミ。いい感じ。そして・・

10㎝ほどの富山ブラックなカッコいいミミズがおりました。

うーん、黒い! そして環帯は不完全。

なんと近くにもう一匹おりました。これも黒い! 富山ブラック。

そして・・

うっ!・・二匹同時に発見(ここでそっとウィンドウを閉じてくださっても結構です‥)。

 

さらに・・

 

三匹!?

こっちには太いのもおる!

こっちは太いのばかりおる!!

う・・うわぁっ!!!

うぉぉおおっ!!

なんたることだ・・・。

み・・みつ。完全に密。

 

ちょっといけないことをしてしまったような気になって、そっと石を被せてこの場を去りました‥。

 

水生ミミズの生息場所が、さらに絞り込まれた気になった一日でした。

 

でも改めて上の写真を見てください。色は地味目なやつばかり。

これは以前の美しきマッチョ虹色水生ミミズ。何かが少し違います。

成長過程なのか?

別種なのか?

それとも・・?

 

さすがの私も「きもび(=キモチワルイ+美しい)」を通り越しつつあるのを感じざるを得ませんでしたが・・(慣れるものでしょうか・・?)。

もうちょいだけ折を見て、観察してみたいと思います。□〈若林〉

 

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