昨日は寒い、その前は暑い。今日もまた暖かい。 そんな春の一日。 桜の花吹雪が見事でした。 満開もよいですが、桜は散り際にグッときます。
さて。 我が家のポインセチアも今年はきれいに色づきました。 水をやりすぎて枯れかけたのがもう3年ほど前。 少しずつ復活してきたんです。
で、春に色づくといえば、やはりこちら。 マルタウグイ。 河口や海からこの時期、産卵のために遡上してきます。 多摩川のほとりに棲んでいるライターの宮崎さんは、ここ最近は毎日のようにパトロールしてこのマルタウグイの情報を運んでくれます。 でも正直なところ、この魚。どちらかというとシーバス(スズキ)釣りの外道的な扱いをうけておりまして。 私も「マルタね~、春だもんね~」くらいの気持ちでした。
が、川守りのようにマルタウグイを見守っている宮崎さんは、この魚を「ログ」と呼び始めました。 ログ=LOG=丸太=マルタ。
なるほど~。ログか~・・。 なぜか私の心にさざ波が立ちました。 「ログの外道はスマートさん、なんだよね~」と宮崎さん。
す、スマートさん・・? 聞けばニゴイのことでした。 ニゴイとはコイに似てるから「似鯉」。コイよりもシュッとスマートな格好をしてるので、スマートさん、だそうな・・。
スマートさん、ね・・。 なぜかまたしても私の心にさざ波が。
そのときの心を代弁するとこうでした。 「楽しんではる。この人、ひとりでエライ楽しんではる」
そして宮崎さんは、こんな写真をどんどん送りつけてくるのです。
・・・・・・。 こ、これはまさしく・・。 ログの体色。
この人、どこまでもひとりで楽しんではる・・。
そして気づいたら、宮崎さんに連れられて、ログがバシャバシャ跳ねる川の前に、立っておりました。 「ログっていい呼び方っすね」 「マルタより、なんかいいよね」 「それにしてもシャケみたいですね、バシャバシャと背中出して」 「サーモンだね、ログサーモン(笑)」 「!」 「・・・ん? どした?」 「ログ・サーモン、ですか・・」 ぞわぞわっと、心のさざ波が逆立ちました。 LOG SALMON・・。 これだ・・。この呼び名。
そして私は、新たに最高の呼び名を獲得したこのレッドストライプのお魚を、うやうやしいほどていねいに扱い、パチリと一枚の写真に収めたのです。
・・で、釣ったルアーはもちろんこちら! 宮崎さん特製LOG SALMONカラーの岩魚スプーン5g。 美しい瞬間を、ありがとうございました。<(_ _)>□
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