都内の桜もいよいよ満開か?・・と思いきや、この冷え込み。明日はきれいに開くといいな。 さて。桜といえば・・・やっぱり鱒でしょう! 今年もまた、サクラマスに会うため北上川に足を運びました。
サクラマスの故郷は、山間を流れる渓流です。 そこで生まれたサクラマスのうち、あるものは川に残ります。 それはヤマメと呼ばれています。 またあるものは1~2年の川での生活の後、ちょうどこれからの季節、海に降ります。 海に降ったサクラマスは初夏から初秋にかけてオホーツク海にまで回遊しながら、たくさんの餌を食べて大きくなります。そして翌年の春には出発した故郷の川に帰ってきます。 つまり、桜の花開く春は、サクラマスたちにとって、旅立ちの季節であり、同時に里帰りの季節でもあるのです。
川に戻ってきたサクラマスの行く先については、RIVER-STORY#01【秋、サクラマスを眺めて】を読んでいただくとして、この時期に川に上ってくるサクラマスを狙って釣り竿を降る、というわけです。
私の北上川通いは今年で4年目。 どんな釣りなのかについては、お時間に余裕のある方はRIVER-WALKブログ【吉村昭とサクラマス】をご覧いただくとして、お時間のない方にひと言でお伝えするならば・・釣れない釣り、でしょうか。 実は初年度、奇跡的に一匹釣ってしまい、これが「持ってる」というやつか?・・などと勘違いをするも、翌年、翌々年は出会えず。そして今年も早い話が釣れませんでした。 釣れませんでした・・のですが、出会うことはできました!
ご覧ください。 62㎝の大型魚でした。 ウロコが桜の花びらのように。 淡いピンクの空に包まれて。 どっぷりとハマってしまうには、あまりにもキケンな、魅惑的な魚。 ただただ、見入ってしまうのでした〈若林〉。□
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