今朝は、この冬一番?と思うほどの冷え込み(といっても車外温度で4℃ほど)。かと思えば、日中はポカポカと温かく。小さな事務所では暖房をつけたり冷房をつけたりと忙しい一日です。 編集業務も大詰めを迎えておりますが、脱兎のごとく(?)川へ。 お昼休憩という名の川歩きです。 本日は、川辺の鳥の中でもひときわ社会性の興味深いコサギが2羽、ただならぬ雰囲気で水辺に対峙していたのを見つけ、しばし観察。 そもそもこの川のコサギはナワバリ意識?が強いためか、近くに2羽が近寄ると、すぐに片方が片方を追いまわしたりします。 この距離感の時点で緊張感が高まっている様子がうかがえました。 この川のコサギの観察についはこちら過去ブログ【浅瀬のルール】もご参照ください。 今日はこれまであまり意識したことのなかった行動に気づくことができました。鼻面を上げて威嚇しているかのようなポーズ。 お互いが向かい合い、似たような行動をとっています。 鼻面を上げるといえば、こちら ヒメマスも鼻面を上げる行動を観察したことがあります。これについては過去ブログ【ヒメマスのディスプレイ】をご参照ください。 ヒメマスの場合は横並びになって、互いにどちらが体高が高いかを競い合っているように見えます。それゆえの鼻上げという解釈。対してコサギは向かい合っての鼻上げ、この行動の意味はなんなのか‥。 タンチョウなんかだと似たような鼻上げは求愛行動なのでしょうが果たして‥。 いきなり互いに飛び上がり、バトル開始! 黄色い脚を振り上げて、けん制します。 もみ合いながら水面へ。 コーナーポスト?からのドロップキック! 決定的瞬間は激しいピンボケ‥。 ロープにふってからのラリアット!(うそです‥) 激しい。 争いは止まらない。 ギャーギャー言いながら。 そして再度飛び立ち・・ 片方が脚さきで片方の首根っこを押さえ付けた! そのまま水面へ‥。 乗る! おさえつける!! ・・この時、私の脳裏にはあの風景が蘇りました。 オオタカに蹴飛ばされ、川に押さえ込まれ、窒息死させられたコサギ・・。 この時の様子は過去ブログ【ローライト時の密な気配】をご参照ください。 それはそうと、こういうシンクロ的なことが起こる時って、たいてい何か関連があるんだよなー・・なんて思いながら過去ブログの日付を見てみると、2017年11月30日。なんと3年前の同じ日のことでした。 話は脱線しますが、この翌年、2018年11月30日にも偶然、オオタカの狩りをこの川で目撃しています。その時に思ったことについては過去ブログ【全部を見られるはずがない】をご参照ください。 自然観察って面白いよなーとつくづく感じた日のブログとなっております。お時間のある方はぜひ‥。 さて。話が長くなりましたが、この日のコサギはと言いますと‥。 ふんぬぅあっ!! ・・と、気合の盛り返しを見せて・・ 二人ばおりのようになっておりますが・・ なんとか脱出に成功・・。 勝ったコサギは誇らしげに鼻先を上げます。 そして興奮時に見せるトランスフォーム! なんちゅう顔・・ ふぅ・・ 何もなかったようにコガモが通り過ぎます。 ギロッ そうそう。写真を見ていて後からちょっと思ったことがありました。 それはコサギの鼻上げポーズについて。 やっぱり威嚇なのでしょうけど・・ サギ類って真下も見えるんですよね。そしてこの視線こそ、エサとなる小動物を睨みつける時の視線・・。 「オマエモクッテヤロウカ」 みたいな表情なのかもしれません‥。〈若林〉□
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