【RIVER-WALKとは】 リバーウォークとは、渓流釣りを取り扱った一冊です。川を歩く心地よさ、動植物との出会い、川に漂う昔名残から感じ取れる物語、そしてイワナやヤマメといった渓流魚のもつ美しさ。それらを写真と文章とイラストレーションで紹介する雑誌テイストの一冊です。意識している釣りはルアーフィッシング、フライフィッシング、テンカラですが、そこに垣根は設けず、いずれの釣りにも共通したエッセンスを集めてみました。 創刊号となるVol.1のテーマは、「川時間」を釣り歩く 川を歩くことで、川を想うことで入りこめる「川時間」とは何なのか? その解答はどこにも書いてはいないのですが、一冊をゆっくりと読み進めていただくことで、きっと感じ取っていただけると思っています。
[渓流釣りを趣味とされている方へ] リバーウォークは、普段釣っているイワナやヤマメといった渓流魚をもっと知ること、そしてもっと好きになることができる一冊です。また、普段釣っている川について、もっと知りたくなる、興味が湧く一冊とも言えます。ややマニアックな魚の生態学的なお話も入っています。 [渓流釣りをやってみたいと思っている釣り人の方へ] リバーウォークは、渓流釣りのもつ「気持ちよさ」を詰め込んだ一冊です。でもそれは突き詰めればどんな釣りにも共通する気持ちよさなのかもしれないな、なんてことを思っています。それが自然の中で遊ぶ「釣り」という趣味のもつ大きな魅力なのでしょう。 [釣りをあまりしたことがない方へ] リバーウォークは、釣りをしない人にも読みやすいように、釣りの専門用語を極力減らした文章を心がけています。「渓流」という世界に「竿」という通行手形のようなものを持って歩くことで広がっていく世界。それは自然で遊ぶ、ひとつの形なのかなと思っています。その楽しさを得ることは難しいことではありません。たとえば目の前を流れる川の川辺に座り、そこから見える風景、手の届く範囲の自然に親しむだけでも、楽しみはどこまでも広がっていきます。 【RIVER-WALK First Issue CONTENTS】
9 “釣る”だけじゃない釣りの話 What we talk about fishing is not just about “fishing”. 10 余市川の鱒はモルトグラスを泳ぐ 文 宮崎紀幸 18 奥秩父の赤イワナ 写真と文 若林 輝 26 ヤマメ祭り七百年のささやき 写真 知来 要 32 森と海をつなぐサクラマス 文 佐藤文紀 38 もっと知りたい 日本のイワナとヤマメ 40 秋の道東、川で一泊 いわな先生に聞いた渓流魚の色いろ 森田健太郎 51 イラストレーションストーリー 川と森の掟 本山賢司 62 釣った魚の撮影手順 64 産卵行動ウォッチング 67 川を歩く基本 Basic of the River Walk 75 川時間への入口としての読書 イラスト 成瀬洋平 83 はんだで絵付する、川のものがたり 案内 成瀬洋平 写真 岡野朋之 文 宇川 静 90 心の川 写真と文 佐藤成史 【RIVER-WALK Vol.2】 (2018年1月20日発行・114ページ・オールカラー) ※現在、内容紹介ページを作成中です。一部内容につきましては、こちらをご覧ください。 RIVER-WALK Vol.2はこんな本 【RIVER-WALK Vol.2 CONTENTS】 3 光と水が描く渓魚たちの紋様 写真と文=佐藤成史 The Beautiful Water and Sunshine draw the parrs, mottles nad colors.
13 特集 知来 要 見たいのは、川とサカナと見えない物質。 30 チラリと見せたいチライさん① 〝イトウの友〟村上康成さんと北海道・猿払村へ〝イトウ旅〟 32 ヘボでもいい、ヘボだからいい。 20年通い続ける日光撮影釣行記 42 チラリと見せたいチライさん② --ただ、魚だけを 44 LONG INTERVIEW なにを撮りたいのか。なぜ、撮りたいのか。 聞き手=若林 輝 56 チライと見せたいチライさん③ さかなの肖像 文=知来 要 絵=村上康成
57 もっと「川時間」を楽しむ釣りへ! 58 1話 雨に遡る諏訪の鱒。 天然湖沼型の遡上アマゴを求めて 文=宮崎紀幸 66 2話 鳥と渓をつなぐ毛鉤釣り 日本産鳥類の羽で毛鉤を巻く 文=西 教生 74 渓で出会う鳥図鑑 絵=成瀬洋平 文=西 教生 76 3話 山椒魚になったゴギ 奥出雲の細流で出会った小さな強壮 写真と文=若林 輝 82 BOOKS ~もうひとつの川時間に~ 83 イラストレーションストーリー 第二回 川と森の掟 本山賢司 99 動物写真家の川時間 写真と文=二神慎之介 106 エッセイ 追憶の遠野郷 村田 久 |